una cosa「ウナ コーザ」はイタリア語で ひとつのこと という意味です
イタリア語は日本人にはとても発音しやすい言語だなと思います (母音で終わるので)
もうずいぶんと前ですが、イタリア旅行に向けて連日NHKのテレビとラジオで 目と耳をフルに使って勉強しました
そのころ 面白いことが起こりました 午後仕事をする部屋がいつも変わるのですが、ドアを開けるときに「チャオ!ア ツッティ!!<ciao a tutti = みなさん こんにちは>」と言って入ると、そこにいる職員のメンバーがニヤッと笑うのです
ノリのいい人は「チャオ!」と挨拶をしてくれますし、いつものように「お疲れ様です!」と言ってくれる人もいます
言葉というのは不思議な力があると思いました
それまでノックして「失礼します」と、部屋に入っていたのを ただ「Ciao!」に変えただけで なんだか自分自身の気分も明るくなりますし、イタリア語ならではの音の響がとてもユニークで、なんとなく自分の口元がゆるむかんじでした
おそらく私の声のボリュームがいつもより大きくなっていた可能性もあったと思います 午前中の仕事が忙しくてクタクタでも、「Ciao!」といえば スッと疲れが吹き飛んで行くような感覚がありました (その甲斐あって(?) 現地ではバッチリ通じて役に立ちました)
una cosaは そんなふうに すこしかろやかな気分でひとつひとつのコトやモノに向き合ってみたいと思います
みなさんのくらしの中に ほんのちょっぴり ヒントになったり 発見になったり クスッと笑ったり・・・
そんな場所になれたら幸いです