数ヶ月ぶりに先輩がバイクに乗って訪ねてきました
しばらく話をして要件が済むと、「じゃあ帰るね」と先輩 unaは見送ることにしました
ホントに数ヶ月ぶりでしたから。
集合住宅の傍に真っ赤なバイクがとめてありました ヘルメットをつけて力強くペダルを踏むと、もう一つ音が弱い・・・
数回踏み込みますが空振りです
それからは私と交互に踏み込むのですがついにエンジンの音は鳴らず・・(しかし先輩の踏み込みは本当に力強かった)
この日、早朝からスーパーにも行き、ここへ来るのにも一切の問題もなかったようで「えー なんで?おかしい」と先輩
雨が降りそうだからすぐにでも帰りたいところがそうもいかないことになり、「あかん ごめんやけど今日はここに止めさせてや」と、団地の駐輪場へ
もしかしたらいけるかも・・最後まで粘ってみるわけです unaもやりました
2人で交互に踏み込みます
そのうちゼイゼイ息が上がってきます そして、1度 渾身の気を込め先輩が踏むと、『ブロローン♪』
先輩どや顔
unaは拍手「よかったあーー」と言ってる間に 音が途切れました 「・・・」「・・・」
結局、先輩のバイクは ひと晩不慣れな駐輪場で過ごすことになったのでした。
あきらめない・しかたがない
あきらめない心 すばらしい
あきらめない心 ときにしつこがられる
あきらめないことをあきらめるとき なぜかさみしい
勝ち負けじゃなく
ほんの少し期待が 完全になくなる
どうしようもない今
起こっている現実
咀嚼する時間が足りない時
さみしくなる
ある一定時間が経つと
しかたがない・・と
心は結論を出す