先輩から電話がかかってきました あと30分もすればランチタイムになるという頃です
午後から取りに行こうかなと思っていたけれども 人目につかない時間帯がいいと判断したようです
「今から取りに行く」とのこと unaも見届けることにしました 先輩の家との距離は徒歩15分です
この日は快晴
『今日はエンジンがかかって無事家に帰れますように』と願いながらバイクを止めている近くで先輩を待っていると（木陰は寒いのですが） 陽のあたる場所は本当に気持ちの良いあたたかさでした
先輩が見えてきます 遠くから片手をふってしっかりした足取りでやってきます
「ごめんね昨日から・・多分あかんと思うからもう引っぱって帰るわ 多分バッテリーだと思う」
すでにバイクにエンジンがかかるのはムリだと観念しているようでした
早速バイクに鍵を差し込んで回し、キックペダルを踏み込みます 微妙な音がしました
「あーやっぱりおかしい あかんね」
ため息まじりです 昨日のように自分も踏み込むつもりで身構えるuna
「もうちょっとやってみようかな」
2回、3回目の踏み込み・・ ランプがついて勢いあるエンジンの音が鳴ります
しかし、昨日ぬか喜びをした2人です しばらくして音が止まってしまうのではないかと沈黙・・・
今回は本物でした
音は鳴り続けて早く走らせると言っているようにも聞こえてきます
苦笑いしながら もうダメだと思っていたところからの逆転に大きな安心感がやってきました
「もし途中でなんかあったら電話するから来てよ」先輩はそう言って颯爽と駆け抜けていきました
無事、家に到着したと連絡があって 昨日なぜ エンジンがかからなかったのかと
不思議だけど安堵した思いを話すのでした
最悪のことを覚悟して どうすればいいかを決めておけば 動揺しなくて済む
腹をくくる
お腹の丹田というところ
「気」がある
決心したとき
観念（かんねん）したとき
丹田あたりに意識が宿ってる
覚悟を決め
進む
【咲く】3月17日動画
ピンクの椿がとてもきれいでした