UR賃貸は「公団」古い付き合いデス
UR賃貸は 正確には【独立行政法人都市再生機構(UR都市機構)】
古くは「公団」とよんでいました 現在では 千葉雄大さんと吉岡里帆さんのCMでおなじみですね 「ユーアール!!」と フレッシュなお二人のCMで「UR賃貸住宅」のイメージがとてもいい方向に変わったと感じます
古い話で恐縮ですが、
先輩が「公団」に住んでいて 部屋数があるし(単身でもファミリーでもOK) 最上階で眺めもいいし、丈夫な建物という感じでうらやましかったのを覚えています
当時は 一般の不動産屋さんで探すアパートよりも値段が安く しかも便利な場所にあって、緑も多く キレイ 当時は申し込んでも 申し込んでも当たらない…それくらい大人気でした
やっと当選した時は本当にうれしかったです
昭和の木造アパートから鉄筋コンクリートですからグレードアップした感覚がありました(地域は異なりますが 現在も築24年「UR賃貸住宅」比較的新しいタイプの住まいで暮らしています)
「UR賃貸住宅」について15年以上のヘビーユーザーのリアルな経験から 実際に住んでいるからこそ 感じてきたことなどをご紹介したいと思います
まだ一度も利用したことがない方や 今後「UR賃貸住宅」を検討している方のご参考になれば幸いです
(下記はMUJI×UR団地リノベーションプロジェクト募集に行った時の動画と記事です
築72年の大変古い団地が ステキに変身していたんだって♪
Re+038タイプ 対面キッチンと、デスクにもベンチにもなる窓枠!
使える窓枠って考えつかないアイデア♪
さすがMIJI・UR リノベーションプロジェクトですね
UR賃貸住宅!住んでいるからわかるリアルな話・デメリット
いきなりですがデメリットから・・
「UR賃貸住宅」は1戸 1戸がくっついている 幅広い世代の方々が暮らす集合住宅ですから周囲に「配慮」しながら住むことが必要かなと思います
(実感としては 周囲に「配慮」しながらであれば快適に暮らせるイメージです)
UR賃貸住宅!住んでいるからわかるUR賃貸リアルな話・生活音の問題
あたりまえのことですが小さな子供は元気いっぱいなので じっとできません 子供が部屋で楽しく走り回ったりジャンプしたりすると、その音は直接下に住んでいる部屋に届きます
(昼間ほとんど家にいない方だったり、同じように小さな子供がいらっしゃる方や特に気にならない方であれば 問題ありませんが 音に敏感な方などもいらっしゃるので 個人差のあるところです)
ピアノの音も個人差がありますが、本格的に練習していると何度も同じフレーズを聞かされたり 長時間の練習量になる毎日 人によっては許容範囲を超えるかもしれません (音大を目指しているなどの場合、防音室<アビテックス>などを利用する対策が必要になるかもしれません)<実は筆者体験アリ;汗>
UR賃貸住宅!住んでいるからわかるUR賃貸リアルな話・タバコの問題
ベランダでタバコを吸うと風向きによっては 開けっぱなしにしている隣の部屋へダイレクトにタバコの煙が入って いきます(網戸を通り抜けます)
部屋と部屋の間にはフェンスがあるのでお互い見えたりしないようになっていますが、タバコの煙や 台所の換気扇を回しているときには料理の匂いなども<排気口がバルコニー側にある場合>フェンスや壁をつたって 風向きで直接入ってきます
タバコやタバコの煙が苦手な方には不快に感じると思います また受動喫煙の怖さもあるので 乳幼児をはじめとする子供たちに対して守りたいところです
タバコに含まれる約200種類の有害物質のうち
約70種類は発がん性物質と言われているよ
窓を開けている季節(春〜秋口)にはつらいです(窓を閉じれば解決しますが 気付いてから閉めるので 時すでに遅し・・デス)
UR賃貸住宅!住んでいるからわかるUR賃貸リアルな話・部屋の上下、両隣の問題
自分の部屋の上下階・両隣に住んでいる人によってさまざまあります(もしかしたら自身も気づかないうちに 上下階・両隣の方々に不快な思いをさせているかもしれません)
一例ですがベランダに布団や洗ったシーツなどを干しているとき 下の階まで長く垂らす格好になって 下の住民にすればベランダに干している洗濯ものに日が当たらない(友人がこれでいつも困っていました 見栄えも悪い・・)
また、上の階の方がラグマットを毎朝ほこりを落とすために窓から出して叩いて振り落とすので 窓をうっかり開けていると大変! などあります
「気になる」「気にならない」という 程度の差があるとはいえ 部屋同士が近いだけに問題はあります 個人的な感覚が大きいので 対策としては下記の通りです
日ごろから挨拶をしたり コミニケーションがとれていると 不快とは思わなくなる場合もよくあるそうです
UR賃貸住宅リアルな話・犬や猫などは飼育できない?!ペット共生住宅の利用あり
【ペットについては団地内において、小鳥及び魚類以外の動物(犬、猫など)を飼育することは禁止しております
飼う方にとっては何でもない動物の鳴き声、臭い、家なども他の方には大変迷惑なものです集合住宅で快適な生活を送るためにも、この事は必ずお守りください】( 引用;2020MUJI×UR団地リノベ でもらった資料より)となっています
違反すると強制退去命令で出ていかねばならないようです
基本的なところは守りましょう(ぶっちゃけですが 小型犬を飼っている方がいました 散歩させるのでみんな知っていましたが スルーしている感じでした)
がっかりしなくても大丈夫!
ペットと暮らせる「UR賃貸住宅」があります
地域は限られますし 空いている物権が少ないですがペットに対応している団地があります
犬、猫、小動物(うさぎ、モルモット、ハムスター、りす、フェレット)、小鳥、魚類(金魚・熱帯魚などの観賞用)OKなので 一度検討してみるてはいかがでしょう 神奈川(1)・千葉(2)・埼玉(2)・大阪(1)・兵庫県(1) 7物件です<2020年5月現在> :追記/この記事を書いて3日後サイトをチェックしたのですが 千葉(2)・埼玉(1)・兵庫県(1)4物件になっていました サイトでは空いている物件だけが表示されます 人気ですね
UR賃貸住宅!住んでいるからわかるUR賃貸リアルな話・コンクリートは水を通す
水の問題では 完全防水なのは浴室だけになっているので バルコニーや玄関等で水を流すと階下に漏水する場合があるので気をつけなければいけません
それまで2階、3階に住んだことはあったのですが 初めて1階に住んだとき実感したことです
雨の日が数日続くと(2-3日くらいではなく 本格的な雨続きの時期です)フローリングの床がしっとりするのです(晴れると問題なしです)
先ほどの水の問題と同じようにコンクリートは水を通すということがやはり関係しているのだと思います 数年すると壁紙が浮いてきました
UR賃貸住宅!住んでいるからわかるUR賃貸リアルな話・避難はしごの点検
デメリットではないのですが 年に2回避難はしごの点検があります(前もって予定日連絡のチラシが入ります)
団地の形状によりますが、2階から上の方(3戸並んでいると真ん中の住居)が対象です バルコニーに出て 蓋を開けてハンドルを回して階段を下までおろして 強度など点検されます
なので、家の中に業者さんが入ってくるんです!!
バルコニーへ出るには、どうしても部屋を通っていかないとダメなんです
業者さんは靴底を上にむけて「では失礼いたします」と部屋を通りぬけ、点検が終わればまた靴を上にむけて部屋を通過して玄関へ・・ (点検後についての結果の報告を受けて 納得したら認印を求められます)
年に2回とはいえ 気になる方もいらっしゃるのでは…?
「バルコニーに避難はしごのないところを希望します」と伝えておく・選ぶことをオススメします
UR賃貸住宅♪リアルな話・メリット
ここまで読んできて「あーやっぱりやめとこう」と思わないでください!
長年「UR賃貸住宅」ヘビーユーザーをやってきた理由もちゃんとあります メリットもぜひお伝えしたいと思います
お得な制度やキャンペーンは その都度変更されることがあります(記事は20205月時点です)
【公式】UR都市機構の賃貸住宅 お部屋探しはURであーる をチェックしましょう!
デメリットメリットそれぞれありますが 個人的には長年 それなりに快適に生活できています
実際、3.11「東日本大震災」のときは 団地が崩壊するのではないかと思うくらい物凄い揺れ しかも長時間揺れ続く・・でした(当時、東京のUR住まいで マジで恐かったです) それでも建物は大丈夫でした(ひび割れなどは数カ所出ていました あの揺れですからね 今でもゾッとします)
「安心」できる点も大きいです
もしあなたが「UR賃貸住宅」を検討するなら
あなたの最も優先する(例えば駅近など)物件を選べば ほぼ満足できるのではと思います
「集合住宅」ならではの ささやかな気遣い・心配りのようなもの(やっぱり「音」ですかね・・大音響で音楽を聞く なんてことはムリです 聞かされる人の立場になればわかることですが・・)が苦痛でなければ 特に問題ないように思います
UR賃貸リアルな話・住まいを決めるなら あなたの優先するコト(家賃・広さ・駅近など)をメインにしつつ総合的に検討!
家賃が一般の賃貸住宅と比べれば高いとよく言われますが
駅から徒歩10分で 39,100〜59,200円(共益費3200円)(MUJI×URリノベで52,600円)という物件もあります
私が見に行ったところ(MUJI×UR)は 2DK~3DK/44㎡~54㎡ ひとり暮らしからファミリー層まで使えるタイプで 高齢者の方もいらっしゃいます
スーパーや病院学校など近くにあって便利で 緑が多く 駅近です 割安感のある物件ですから 個人差はありますが それなりのデメリットをあげると、
5階建てでエレベーターなし階段のみ(階段が苦であれば1階を選べば良い)・古い(築47年)・間取り(つくりそのもの)の古さもあります(ただしURでリノベしたタイプの部屋や、一般の部屋においては畳など新しくなっています)
長年住んでいる立場から言うと、
定期的なメンテナンス(清掃 草刈 除草剤散布 避難はしごの点検 外壁塗装工事など)は業者さんがきちんとされるので
キレイな環境が保たれています☆
また、設備の問題や気になることは団地内にある「管理サービス事務所」で相談できます 住む側からあれこれ言わなくてもほとんどのことは解決している印象です(入居や退去時の手続き等含めてラク)
家賃というお金だけで判断すると 選ぶ自由さが狭くなります
総合的に決めていくのが大切ですね (注:一般の賃貸住宅を否定しているのではありません<筆者は「UR賃貸住宅」の回し者ではないですただの住人です笑>)
UR賃貸リアルな話・全面禁煙 !?
この記事を書き始めてから 現在も住んでいる賃貸住宅をしぜんと意識するようになりました
いつも通っている掲示板でしたが 注意深く読む事はまずありませんでした
ふと立ち止まってみると・・・ なんと!!
「 エントランス、廊下、階段室などの屋内共有部分は 全面禁煙になりました」と大きく張り紙がありました 健康増進法(令和2年4月1日施行)に伴うものでした
あれ?バルコニーは?? 書いてないのでバルコニーはOKということでしょうね
タバコの害はよく耳にします
愛煙家の方々にはいろいろ窮屈に感じる昨今だと思いますが 健康あってこそですから「1日の本数を」を減らす、少なめにするなどを心がけると良いと感じます
体に良し!
お財布にもよし!ですね♪
UR賃貸リアルな話・生活時間帯が かぶると人によっては辛い・イヤかも…
すべての住居が上下両隣と くっついた構造なので 全く同じような生活時間帯になっている場合は何かと気になるかもしれません
例えば洗濯物を干すときに 隣の方も同じ時間帯に干しているとかです
また、バルコニーで何か作業していたり会話などは結構筒抜けで聞こえてきます
このへんのことは、人によって全く気にならない場合とそうでない場合とあります
気になる方は時間をずらす・不快に感じるなら窓を閉めて音が聞こえないようにする・・・
そんなふうに臨機応変に受け止めて行動すれば良いかと思います
U R賃貸住宅に住んでいるからわかる!UR賃貸ってどうなの?リアルな話/まとめ
- 千葉雄大さんと吉岡里帆さんのCMでおなじみの「UR賃貸住宅」とは【独立行政法人都市再生機構(UR都市機構)】が運営
- 「UR賃貸住宅」デメリット
- 生活音・タバコ(受動喫煙)など 各戸が近いために起こる 人によっては不快なことがある <個人差あり>
- 犬や猫は飼えない(小鳥や魚類(金魚・熱帯魚などの観賞用)はOK)
- ペット共生住宅あり(物件少ない 空室少ない)
- 網戸は自分で設置しなければならない(団地によっては網戸付きアリ)
- コンクリートは水を通すので風呂場以外では漏水に注意 雨の日が長期間続くとフローリングの床がしっとりする
- 避難はしごの点検(年2回)でバルコニーへ出るために 家の中を業者さんが出入りする
- 「UR賃貸住宅」メリット
- 入居するときにお得な制度やキャンペーンがある(近居割・U35割・そのママ割・子育て割・LOVE得・URライト・フリーレント)条件が合えばラッキー!! 最新情報は【公式】「UR賃貸住宅」HPへ
- 単身者・ファミリー層を含め世代に偏りがない(個人的感想:今まで住んできた「UR賃貸住宅」は全てそうです)
- 駅近の物件あり
- 緑が多く 公園もあり 定期的な清掃・草刈りなど業者さんでやっているため いつもキレイ
- 近くに学校・スーパー・病院・郵便局などあって便利(場所による)
- 無職であっても「収入の特例制度」を利用して入居が可能
- 安心(鉄筋コンクリート 耐震強度など)
- 住まいを決めるなら あなたの優先するコト(家賃・広さ・駅近など)をメインにしつつ総合的に検討しましょう!
- 一般の賃貸住宅と比べ家賃が割高とよく言われるが 探せばいい物件がある
- 住まいに対して 何を優先するのかをはっきりさせれば 「UR賃貸住宅」も候補になり得る
- 住まい探しには「選択の自由」をある程度広げておく方が お得な物件を探せる可能性が増える
- 「UR賃貸住宅」は、集合住宅ならではのささやかな心配りがあれば みんな快適に暮らせる
- エントランス、廊下、階段室などの屋内共有部分は 全面禁煙<健康増進法(令和2年4月1日施行)>
- 生活時間帯がかぶってイヤな感情を持つようなら 臨機応変に受け止めて行動しよう