
「あかん」言うといてなんでやったん?

試してみたくなったんです 寝る時間を足して16時間だから運動や外出しなければ安全にできる気がしたんですよ

酵素ジュースとか飲んだん?

いいえ いつもの1日3回の食事を摂って 空腹時間だけをいつもより3時間長くしただけです 空腹時間中は固形物を口から入れない 水分はこまめにとる<一度にたくさん飲まずに、コップ1-2杯くらいずつ 無理のないよう取りました>
結局どうだったったの?
- 舌のセンサーがすごいことに!
- 頭がスッキリ
- 胃・からだが軽い
- 水分が欲しくなる(冷ました白湯を少しずつけっこう飲みました)
大きな変化は以上4つです(ちなみに筆者は現在BMI=22.2です)
食事はいつもと同じで(1ご2おかず3やさい)の組み合わせた内容です 昼食には油を多く使ったカキフライも食べました 普段と違うのは夕食を6時にしただけです(いつもは20:00-21:00)
- 8:30朝食
ごはん みそ汁(白菜・小松菜・人参・なめこ・ワカメ)納豆1パック みかん中サイズ1個 ヨーグルト
- 12:00昼食
ごはん カキフライ5個 目玉焼き 野菜ときのこのソテー(キャベツ・ブロッコリー・トマト・しめじ) 中華風酢の物(もやし・人参・塩昆布・ごま油 酢)カフェオレ マグカップ0.8杯(コーヒーと牛乳半分ずつ)
- 18:00夕食
ごはん 豚肉と野菜の煮込みスープ仕立て(豚肉ブロック3個 玉ねぎ・人参・白菜・じゃがいも・しめじ にんにく) 煮込んだだけでお皿に盛ったら塩・コショウ・オリーブオイルを少し垂らしました) 鰹のタタキ(薄切り6切れ 玉ねぎ・ねぎ) ブロッコリーチーズ焼き(ブロッコリー・チーズ)
- 23;00GUーGUー!
「GUーGUー」何十年ぶりかに聞く空腹を知らせるお腹の叫び! 水分(湯冷まし;白湯)をとってごまかします
- 24;00寝る
「GUーGUー」がたまに鳴りましたが寝ました
- 翌朝7;00起きて30分後GUーGUー!
水分(湯冷まし;白湯)をとって落ち着かせます
- 9:00空腹に耐え切れず、朝ごはん食べる! みそ汁のスープはとんでもなくおいしかった!!
空腹時間は結局15時間でした 「空腹は最高のご馳走」という言葉を思い出しました
「16時間食べない)」ことでオートファジーがガンガンに動くので、翌日、10時に朝食の予定でした しかしですね 9時近くになると「GUー GUー」サイレンが鳴り響くんです(ここまできたら、そんなふうに誰でも感じると思います)
それに現実問題として、とにかくお腹が空いて限界でした なので9時に食べましたから15時間ファスティングです
どんな変化があったのか?
舌のセンサーがすこぶる良くなった
朝、起きていつもの白湯(沸かしたお湯を冷ましたもの)を飲んだときに「あれ?」と思いました 味などない白湯ですからわからないのですが いつもと違うなあと言う程度でした
ところが、朝食の味噌汁のスープだけをひとくち含んだときにびっくりしました まったくあたらしい味がしました 何かが「目覚めた」そんなかんじでとにかく驚きました(毎日飲んでいる牛乳ですが、とても脂っこく感じて、いつもの1/3しか飲めませんでした)
頭がスッキリして 集中力が出た
本当に「スッキリ」「風通しがいい」「さわやか」と言う感じです 頭の中がスッキリってわかりにくいと思いますが よく眠れたことや、寝るまでに空腹時間がいつもより2-3時間多くなっていることも関係していると思っています そのせいか、いつもより仕事への集中力がアップしていたように思います 神経が「研ぎ澄まされた」感覚といえば少しは伝わりますでしょうか
胃が軽い 体も軽い 気持ちいい
これも何も口にしない空腹の時間が普段よりも長いために、胃がたっぷり休憩できたことが結果につながったと思います からだ全体にも軽さを感じました 胃の粘膜は3日で全て入れ替わるそうですが、たった1日お休みの時間を長くしただけで この軽い感覚はありがたく思えました

なんや ええことばっかりやん

ところが・・・
調子にのって次の日もチャレンジしたら・・・
- よかった点;お通じが良くなった 相変わらず胃も体も軽さを感じて心地よい
- 悪い点;体調に異変?! 二日続けてのファスティングは危険です やめましょう
前日と同じ時間に、昼・夕食をとって23時に寝ました(お腹空いているせいかもう寝たい!というかんじでした)
翌朝起きて、舌の感覚は昨日ほどの感動はありませんでした すでに変化しているからそんなものだと思います 胃や体の軽さは続いていましたし、お通じがいつもより良かったです
これはいい!と正直この時までは思っていました

今度は16時間やってみようと思ったんです

欲が出たんやな

ま、まあ・・・そういうことです
- 7:30−8:00GUーGUー!
お腹のサイレンが鳴り続きました 「お腹すいたよ 早く何か食べてよー」とSOSを出しているようでした
- 9:20GUーGUー!GUーGUー!
悲鳴のように聞こえてきます 鳴り止みません(あくまでも個人的感想ですが まあ、けっこう大きな音がつづきました)
- 9:3016時間までにあと30分・異変!
食事の準備に入っていましたが、急に全身に違和感がやってきました 目を開けているのですがフワーッと記憶が遠ざかるような感覚があって、両手で思わずキッチンの作業台を掴んで倒れないようにしました 全身の皮膚細かく震えるような感じもありましたので、「危険」を感じました

えらいことになったやん!ど、どうするん!?
低血糖の症状は冷や汗、ふるえ、動悸、目のかすみ、眠気(あくび)などです これらの症状は副交感神経や交感神経、そして中枢神経などの刺激症状です 血糖が正常値の範囲より下がった状態を低血糖と言います 糖尿病の治療で薬やインスリン注射をしていなくても低血糖になる可能性はあります
低血糖だったのかは計測できていませんからなんともいえません すぐに食事を摂ってしばらくすると落ち着きました ぼんやりした感じもなく何かを摑んでいないと立っていられない そんな状態もなくなりました

はあ、良かったで

夕方体重計にのったら、ファスティングをやる前から0.6Kg減ってました

BMI=22.2やから減らす必要ないやん でもやっぱ減るんやな

そうですね GUーGUーサイレンもすごい大きな音でした(汗)やれやれです 今日から普段通りの食事時間に戻します ファスティングをやろうと思っている方はくれぐれも気をつけてくださいね
BMIが25以上の場合は結果が違ってくるかもしれません また、ダイエットが目的の場合「準備期間」「回復期間」など、ていねいなやり方もあるようですので、どうしても試してみたいなら安全にできる休日を選んだり、一緒に付き添ってくれる人がいたりなど、体制を整えてやってみてください
ですが・・・

基本的にはオススメしません それよりも、日常酷使している胃にやさしい食べ方をすることです(今回やってみて、胃を大事にしていなかったなあ…と反省しました)
寝るまでに3時間以上空腹時間をつくるのが現実的です たとえば11時に寝る方は 7~8時までに夕食を終わらせるようにしましょう!
オートファジーは日頃から活動していますし、寝るまでに3時間以上空腹の状態をつくってあげれば胃も休まります また、ダラダラ食べたり(胃が休むじかんがなくなる)、めちゃくちゃ甘いもの(ケーキ まんじゅう クッキーなど)や、スナック菓子などを毎日のように口に入れない、やせる行動(駅のエスカレーターより階段)を選ぶ、そんなささいなことを見なおして実行するのが一番です!
もともと人の体はどのようにつくられているのか、その方向から考えてみると、[ラクに][便利に]良かれと思ってやってきたはずの現代社会ですが、残念ながら 不健康にしやすいシステムになっていて、不健康になりやすい環境であるかがわかるでしょう
この便利すぎて いつでもどこでも甘い誘惑のある現代社会とうまく付き合って あなたの体を守る知恵と行動を身につけましょう

自分に合った食事内容やからだのためになる選択を「この行動は自分の今のからだにとってどうかな?」と考えるクセをつけましょう

からだのためにいいもん(食品を選ぶ力、どの行動がベストかを選ぶ力)を見抜いて、実行したらええねん やってみてあかんかったらまた違うやり方で試してみるンやで

自分を守れるのは自分だけです 元気に動いてしっかり食べる 偏らないようにじょうずに利用したらいい忍! 自分のからだのこと大切にしよう忍々!
15時間ファスティングやってみました その結果は!・まとめ
- BMI=22.2 の成人が実行したファスティング 1日の食事はそのままで(1日3回食 間食一切なし 湯冷ましの水分をこまめに摂取)、空腹時間を夕食後から翌朝までの15時間とした
- 15時間後に口にしたいつもの味噌汁のスープの味が全くの別物になった(初体験!目覚めたような、からだのすみずみにまで しみわたるようにおいしい)
- 胃腸、頭(脳? 意識)、からだが軽くて心地よい 集中力アリ お通じも良好
- 翌日(2日目)の朝食予定時刻30分前に体調に違和感アリ 危険信号! 体重は0.6Kg減
- 良いこともあったが、基本的にはオススメしない
- それよりも、いつものライフスタイルで寝るまでに3時間以上空腹時間をつくる
- ダラダラ食べない
- ケーキ・まんじゅう・ クッキーなどや、スナック菓子など毎日口に入れない
- 太る行動をしない(駅のエスカレーターより階段を使おう!)
- 日常のささいなことを見なおして実行するのが安全で かつ、不要な出費がなくなります
- 胃・腸など消化器系を大切に!(たまには休ませる 週末ブランチなど)
* 個人的実体験に基づいています(すべての方に同じ現象が起こるとは限りません)