この食品は「動物性?」「植物性?」の”プチ分析”がクセになったらしめたもの☆
食品を考えるとき「動物性」と「植物性」という感覚を身につけると、いろんなシーンで役に立ちます
食事の内容をバランスよくするために「バランスよく摂るための虎の巻」でご紹介したように、体の働きに合わせてそれぞれのグループから選んで組み合わせると かたよりなく栄養素を摂ることができるようになっていましたね
たとえば、上の図ように【3つの食品群】は「黄色」「あか色」「みどり色」の3つのグループすべてくみあわせて食べるとバランスよくなるよ♪という栄養バランス虎の巻、
そしてさらに2つずつにわかれているのが【6つの基礎食品】 第1群〜第6群から群からもれることなく すべてくみあわせて食べるとバランスよくなるよ♪という栄養バランス虎の巻です
【3つの食品群】【6つの基礎食品】どちらも 1日の中でくみあわせて食べたいものさし(指標)になります
そのなかで、さらにもうワンランクアップさせる 栄養バランスのものさし(指標)になるのが 「動物性」と「植物性」です
この「動物性」と「植物性」を見分ける”プチ分析”をすることで 「栄養の個性」がさらによくわかるようになってきます
また、「動物性」と「植物性」の ボリュウムがどちらかに 偏りすぎていないか?に気づくことができるようになります
そこから「ダイエット」や「生活習慣病予防」への理解が深まっていきますし、すぐに何をどうすればいいかがわかるようになります
食事のメインで登場する魚介類・肉類・卵・大豆/大豆製品(4種の仁義)の中では 唯一植物性の食品があるよ!
どれだかわかるか忍?
♡ヒントあげるよ
「豆」やで!
毎日積極的に食べましょう!
ということで正解は
「大豆・大豆製品」です
豆腐・納豆・大豆・・・たくさんありますよ
口に入れる前に「これは「動物性?」「植物性?」と、少し立ち止まって、今のうちから”プチ分析”やってみよう!
「動物性?」「植物性?」”プチ分析”のコツ・考え方
あなたが日頃から口に入れているなかで「動物性?」「植物性?」”プチ分析”ができるようになったら
つぎにチェックしてほしいことがあります それは「動物性」「植物性」のどちらかが多くなり過ぎてはいないか?(少なくなりすぎていないか?)ということです
「動物性」「植物性」のどちらかが、少なすぎていないか?
を意識するほうがカンタンかも♪
「動物性?」「植物性?」”プチ分析”するには『ルーツをたどれ!』
野菜類・キノコ類・海藻類は「植物性」です これはわりとすぐにイメージ できますね
では、油脂類のグループではどうでしょう? サラダ油・バター・ごま油 ・牛脂(ラード)・豚脂(ヘッド)・オリーブオイルなどがありますね
「動物性?」「植物性?」”プチ分析”はカンタン!食品のルーツをさかのぼっていけばわかります
「動物性?」「植物性?」”プチ分析”
ココでも『賢者のウラ情報』が役立つ忍♪
「原材料名」はパッケージの裏に書かれてあります 注目すべきはその順番!量の多い順番になっています☆☆☆
たとえば、パンにバターをぬって 炒め物にバターを使って おやつの パンケーキにバターを使って・・
というようにバターが多くなっているのなら「動物性脂肪」が多いので、
「植物性脂肪の」サラダ油を炒め物には使う・・そんなふうにして油の質のバランスをととのえていきます♪☆
油脂類のグループでも 全体の食品(ごはん 豚肉 鶏肉など)でも 「動物性」「植物性」かたよらずにくみあわせて食べるのが基本です
”動物性=悪・植物性=良” という安易な考えかたは意味がありません
食品にはそれぞれ良いところもありますし、摂り過ぎれば良いものも悪く作用することもあります 『適量 ほどほどに』を心がけながら 情報に振り回されないようにしましょう
牛乳と豆乳・似て異なるもの
牛乳と豆乳 どちらも 白っぽい色をして 液体・・似ていますね
さっきの【3つの食品群】では、牛乳と豆乳どちらも 赤い色の「主に体をつくるもとになる食品」の グループになります
【6つの基礎食品】になると、豆乳は「第1群たんぱく質をおもにとることのできるグループ」で 牛乳は「第2群無機質・カルシウムをおもにとることのできるグループ」です
牛乳と豆乳 どちらも大事なはたらきをする栄養素がふくまれている食品ということがわかります ですが・・
【3つの食品群】【6つの基礎食品】では「動物性」と「植物性」の分類はしていません
そこで、 栄養バランスのワンランクアップにつながる「動物性」「植物性」”プチ分析”を たまにでいいのでやってみてくださいね☆
牛乳にもいろんな種類があるから、君が今飲んでいるパッケージの『賢者のウラ情報』チェックしてみて忍!
何も知らずに食べているのと、知ったうえで食べるのとは、あなたがイメージするよりも、これから先 ずっと大きな違いが出てきますよ とっても大事です☆!
クイズみたいに「動物性?」「植物性?」”プチ分析”やってみて!ためになるし・たのしいよ♪☆
食べたものでからだができあがってるから
”プチ分析”でかたよらない より良い食スタイルができるようになるねんで☆
牛乳 VS 豆乳 の栄養チェックしてみよう!
では、牛乳と豆乳の栄養素を具体的に見てみましょう 比べる量はどちらも コップ1杯・200ミリリットルです
うわー!やっぱり牛乳ってカルシウムたくさん含まれているんだね!!
次は たんぱく質・脂質・鉄分を比較しますよ
タンパク質の量は豆乳がやや優勢やね
脂質は牛乳の方が多いんだ忍!
牛乳には鉄分がないのが 残念・・
さて、ここでクイズです
どちらも「乳」という文字がありますが 牛乳と豆乳の大きな違いはなんでしょうか?
カンタンやで!
「牛」と「豆」の違いやん
せっかくですから 今回のテーマ
栄養学的な表現でお願いします
ぼく わかった忍!
牛乳は「動物性」、豆乳は「植物性」
つまり「動物性」と「植物性」の違いだ!
Good job!
「動物性」「植物性」の違いは 栄養的な特徴も違ってくるので、結果として からだの中でも作用が違うことになります
「豆乳を飲んだからカルシウムをたくさん摂った!」こんな勘違いをしないようにしましょう
なんとなく見た目が似ていても加工される前にさかのぼって そのルーツを考えればよかったですよね?
「動物性」「植物性」の感覚を身につけるということは、栄養的な知識を深めることや、食事を目の前にした時に栄養的なバランス感覚にも効果的に働きます
カルシウムでは、豆乳は 牛乳に負けてるけど
鉄分だったら豆乳の勝ち☆
その通り!
牛乳も豆乳もそれぞれ良いところがあるので じょうずに利用しましょうね
失敗しない食事☆「動物性?」「植物性?」”プチ分析”/まとめ
グラフおよび各栄養素の元データは日本食品標準成分表2015年版(七訂)から引用(食品成分データベース/文部科学省)
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